質問 |
腫瘍摘出後の顔面神経麻痺など |
年齢 |
52 |
性別 |
男性 |
症状
病名 |
脳内で聴神経腫瘍に圧迫されて三叉神経および顔面神経が損傷:
聴神経腫瘍は6月に手術で摘出しましたが、腫瘍が脳内にあった間、隣接する三叉神経および顔面神経を圧迫していたため「神経がやせ細った状態」(医師)になっています。 |
今の
症状 |
顔面の左半分に軽度の麻痺があります。
口の左半分は、右の半分程度しか開きません。口に入れた食物をこぼすことがあります。
発音がしずらいことがあります。
左瞼は完全に閉じないので、睡眠時はテープで閉じています。 |
いつ
から |
聴神経腫瘍の圧迫による自覚症状が出てきたのは、2002年です。 |
今の
治療 |
|
発病
経過 |
少し良くなっている |
質問
内容 |
神経に自己再生力はあまりないとないと聞いています。しかし、完全に「断線」しているわけではないので残った部分を活性化させることにより症状を少しでも緩和させる可能性もあるのではないかと思います。
鍼灸がこれに適しているかどうかを教えてください。 |
回答 |
大変なご病気を経験され、そして今なお、お困りのご様子、お察しいたします。
さて、ご質問にありました顔面神経と聴神経の機能不全についてですが、これらの麻痺は、我々が日常的によく遭遇する疾病に属します。
どこの鍼灸院でも、これらの神経症状をお持ちの方は日常的に来院されていると思いますので、どうぞご安心下さいませ。
また、今回のご質問では、腫瘍による圧迫が元の原因となっていますが、●▲様が仰っているように、「完全に「断線」しているわけではない」ので、鍼灸治療が効果を発揮できる可能性は、十分にあります。
効果が現れるのに、ある程度の期間が必要かも知れませんが、閉眼が困難な状態など、筋肉がうまく動かないような状態が長く続きますと、そのための筋肉が萎縮したりして、後になればなるほど、一層回復が困難になることも予想されます。そういう観点からも、是非とも鍼灸治療を、早期に試してみられますよう強くお勧めいたします。 |