突発性両側尿管閉鎖症

質問 両側尿管の閉鎖と小腸の一部閉塞
年齢 61
性別 女性
症状
病名
突発性両側尿管閉鎖症
今の
症状
 
いつ
から
 
今の
治療
 
発病
経過
 
質問
内容
4月から入退院を繰り返しています。腰の痛みと高熱がでて入院。腎臓から膀胱までの尿管が閉鎖し、水腎炎となっていた。突発性両側尿管閉鎖症の診断。カテーテルを導入し、腎臓の回復を図る。その後、カテーテルの残置方式に変更するも、排尿時に尿が腎臓に逆流し感染症を起こすことを繰り返している。尿管の閉鎖は外圧によるもので「後腹膜線維症」が原因と診断され漢方の柴苓湯による薬物治療を行なっているが、効果はでていない。 入院期間が4ヶ月に及び、各種検査等により体力の消耗も激しい。一日も早い治癒を期待しています 病院に入院は16年4月からです。腰の痛みは2月頃からですのでその頃から症状は出ていたものと思われます。 注射・お薬 ほとんど変わらない 現在、西洋医学により治療を受けているが,数ヶ月経っても根治治療効果がでていないため、ステロイド系薬物治療に切り替えたいと医者から言われております。
一般的に鍼灸の中医学では腰痛、頚椎や肩こりの痛みの緩和、治療と思っておりますが、私の家内のこのような病気に対して鍼灸による経路治療等の効果がありますでしょうか? 又このような病状に対して治療例があるのかお伺いいたします。
ステロイド系の薬物治療で治るかどうかも分かりません。
又何ヶ月間、何年服用せねばならないかも分かりません。
この薬は副作用があるのでできるだけ使いたくないと思っています。
中医学により治る見込みがあるならば試みたいと思っています。
内蔵疾患に対しても効果があると聞いたことがありますのでご助言いただければ幸いです。よろしくお願いします。
回答 長期にわたる入退院と痛み、大変おつらいことと心中お察しいたします。
まず鍼灸適応か否かという問いにたいして私たちがお答えできるとすれば適応と言うことになります。しかし、いくつかの条件付きでのお話と理解してください。
第一に、治療優先順位を絶対に西洋医学にしていただくこと。
第二に、鍼灸師と十分なコミニケーションをとり治療方針を決定すること。
無理に退院させて鍼灸治療を行ったり、治療経験のない鍼灸師に十分なコミニケーションのないまま治療を受けても逆効果になることも考えられます。
一般的に鍼灸治療というと「痛み」に関することと思われがちですが本来鍼灸治療は、痛みの出ている部位のみを治療するものではなく体全体を総合的に判断し、主症状だけではなく随伴する細かな症状を取り除いたり免疫力を高めたりする治療方法です。
もちろん消化器系疾患や婦人科疾患などには高い治療効果を上げていますし治療院によりますが患者の約三割は内科系疾患の治療のために通ってる方々です。
上の条件をクリアーした上で安心して鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
いろいろな側面から病気と立ち向かっていかれれば必ずや快方に向かわれることと思います。
本来であれば詳細な問診などによってご回答を差し上げるべきなのですが、メールでの限られた情報によってご返事を差し上げましたことをご了解ください。
★参考になれば幸いです。

 

2022/11/23 症状   sakai
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